高齢者が作品を出品する「喜の国いきいき健康長寿祭シルバー美術展」が19日から23日まで県民交流プラザ和歌山ビッグ愛で開かれ、みなべ町芝、書家の赤木昭子さん(73)が優秀賞を獲得。10月に山口県で開催される「ねんりんピック山口大会」に県代表作品として出品されることも決まった。赤木さんは「大変うれしい。大勢の人に観賞してもらいたい」と話している。

 喜の国いきいき健康長寿祭シルバー美術展は、高齢者の想像力を高め文化活動を通じて触れ合いと社会参画を推進することを目的に毎年開催。ことしは日本画、洋画、工芸など5部門に計261点の応募があった。開催前に選考会を開き、県美術家協会のメンバー5人が審査し、優秀賞38点を選んだ。うち9点が10月17日から20日まで開催されるねんりんピック山口大会の県代表作品に選ばれた。最高齢出品は104歳の井窪きねゑさん(和歌山市・介護ステーションオアシス)の書で、タイトルは「いきていてよかった」だった。

 赤木さんの作品は、縦140㌢、横90㌢の紙に「染」と大きく書いた。平成25年、アメリカニューヨークの展示会に出品した際に梅染め愛好家らから梅染めの生地で作った作務衣(さむえ)をもらったことなどから梅染めに興味を持ち、この年には「染」という字を集中的に書いた。今回の出展作品もこの時期に仕上げた書で、「思いを筆に乗せて伝えた」という。受賞について「昨年も出展して優秀賞に入ったが、ことしは県代表としてねんりんピックに出展できる。選んでいただいて光栄。大勢の皆さんに観賞してもらいたい」と話している。

 赤木さんの師は岩代の故羽柿賀恵子さん。個展で作品を見て感銘を受け、平成13年に墨人会に入会して本格的に書を始めた。現在は個展や作品展の参加など、精力的に活動を行っている。
 このほか日高地方の喜の国いきいき健康長寿祭シルバー美術展優秀賞受賞作品は次の皆さん。

 【工芸】宮本シナヱ(87)御坊市「夏糸チュニックワンピース」▽佐々木六和(80)みなべ町「夕焼」▽北岡泰子(74)ごぼうの郷「初夢」▽藤田勢子(85)日高博愛園「獅子舞」【書】戸川南峰(74)美浜町「無事」

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   優秀作に選ばれた 「染」