JA紀州(久保秀夫組合長)が管内の女性を対象にした初の女性大学「Venus(ヴィーナス)」の開校式が18日、御坊市名田町上野の集出荷施設がいなポートで行われた。20~40代の女性20人が入校し、一人一人が自己紹介。「みなさんとつながりを深めたい」などと新しい仲間づくりに期待を膨らませた。来年3月まで7回、さまざまな体験などの講座を受講しスキルアップを目指していく。
 同JA管内から子育て真っただ中の主婦ら20人が集まり、開校式には18人が参加した。久保組合長は「各町とともに地域を盛り立てているJAのことを、講座を通じて知ってほしい」とあいさつ。女性会の平井正子会長も「わたしが若いころはこのような場がなくバタバタ過ごしましたので、女性大学の開校は素晴らしいこと。興味のあることを勉強し、1年間楽しんでほしい」とエールを送った。JAの各部長がそれぞれの部署の事業内容を説明し、「JA紀州のファンになってください」などとPR。JA職員も「子育てや仕事の息抜き、悩み事を相談できる新しい仲間づくりの場にしてほしい」と期待を込めた。初顔合わせの参加者は一人一人マイクを持って自己紹介。「皆さんと触れ合いを深めていきたい」「このようなつながりを大切にしていきたい」などと胸を躍らせていた。御坊市の片山純子さん(30)は「2年前、結婚を機に大阪から御坊に来ました。子育ての合間を縫って、友達の輪を広めていきたい」と笑顔で話していた。
 この日は入校式のあと、北塩屋地内のカッシーデフルッティでランチを食べ、藪下将人さんと藍田真一さんのデュオ「ヤブシン」のミニライブを楽しんだ。次回は4月に天然石のアクセサリー作りを行い、その後はライフプランセミナーや絵本の読み聞かせ、クリスマスケーキづくりなどを楽しんでいく。