御坊広域青少年補導センター運営協議会(管理者・柏木征夫御坊市長)が17日、日高振興局別館で開かれ、本年度の補導状況などが報告された。
 柏木管理者は「子どもを健全に育てるとともに、地元に残ってもらえるよう明るい地域づくりに取り組んでいきたい」とあいさつした。川端邦男センター長は、同センターや警察に補導された人数は本年度1月末現在で353人おり、前年度1年間の262人をすでに上回っていることや、半数が深夜徘徊(はいかい)であることを説明。暴力や喫煙などセンターで指導するケースは年々減少傾向にあり、全体的に落ち着いている半面、スマートフォンでのトラブルが増えつつあることも話し、「ラインが原因でけんかになったり、スマホを手放せないネット依存の生徒もいる。適切な使用を指導していくことが重要」などと協力を求めた。