任期満了に伴う美浜町長・町議同時選はきょう8日、投開票が行われる。町長選は2選を目指す現職森下誠史候補(59)=三尾=と元町議会副議長の新人谷進介候補(56)=三尾=の一騎打ち。5日間の舌戦は大きな争点はなかったが、ともに地震津波対策等の防災・減災を第一に、産業振興や人口減少対策等の政策をアピールした。町長選、町議選とも午後9時前後には大勢が判明するとみられる。
 町長選の森下候補は、4年前と同じく「感動のみはまは笑いと元気から」をスローガンに掲げ、選挙戦では連日、「現場主義」の作業着で町内を奔走。社会福祉、教育環境、道路整備等の1期目の実績のうえに、地震津波対策を第一に子どもたちの愛郷心を育む教育、高齢者・障害者福祉、産業振興など6つの政策を掲げ、住民参画によるまちづくりの推進を訴えた。
 谷候補は、「安心なまち、力強いまち、美浜を」を旗印に、防災対策のスピードアップ、地元の産業・事業所への新しい支援制度創出等の人口減少対策、子どもの医療費無料化の高校3年生までの拡大など福祉の充実――を重点に政策をアピール。2期約8年間の議員活動で築いたネットワークをフルに生かし、政治家としてのスピード、実行力を強調した。
 8日の投票は午前7時から午後6時まで、松原地区公民館、新浜さざなみ荘、浜ノ瀬公民館、中央公民館、入山公民館、三尾公民館の6カ所で。開票作業は7時半から地域福祉センターで、町長、町議を同時に行う。第1回の開票速報は8時に町長、町議の順に発表し、以後も同様に30分おき。9時前後には町長、町議とも大勢が判明するとみられている。
 告示前2日現在の有権者数は6442人(男2951人、女3491人)。