御坊市は地域防災計画と子ども・子育て支援事業計画のパブリックコメントを募集。防災計画はわずか4件、子育て計画にいたっては0件だった。
パブリックコメントと言えば、何か計画を作る前に住民の意見や要望を参考にしようと、全国的に行政が数年前から導入するようになったが、御坊市の計画が文句を付けようがないほど完璧だったのだろうか。計画にケチを付けるつもりはない。ただ、防災や子育てについては住民がさまざまな要望を持っているはずだから、こういった機会を利用してもっといろいろ積極的に意見すればいいのにと思う。あとで文句や不平を言わないためにも。
しかし、このパブリックコメントというのは、市のホームページなどで広報したが、果たしてどの程度住民に周知されているのか、やや疑問に感じる。行政にとっては意見や要望がない方が進めやすいだろうが、パブリックコメントの募集は、単に「住民の意見を聞いて進めてますよ」というお墨付きを得るための簡素で都合のよい手続きの一つになっているような気がする。
だからといって住民が意見や要望を言える機会をなくしてもらっては困るので、パブリックコメントの募集は必要だが、行政側はより多くの意見や要望を拾い集める努力や工夫も大切。確かに御坊市では応募があったコメントとそれに対する市の考え方をホームページに掲載し、制度自体に理解と関心を持ってもらうための工夫をしているのはいいと思う。他市ではパブリックコメント用に計画案の概要版を配布して意見を募集しているところがあり、コストはかかるだろうが、またそういったことも参考にしてほしい。 (吉)

