商売繁盛や家内安全などを祈願するえびす祭がみなべ町でも9日から始まり、西本庄の須賀神社(楠本誠二宮司)、埴田の鹿島神社(堅田省三宮司)は参拝者でにぎわいを見せている。 
 須賀神社では、21人の福娘らが飾り付けた縁起物の福笹や福俵を販売。価格は3500円から3万円までで、売れ筋は3500円から8000円程度だという。毎年えびす祭には訪れているという町内筋の農業番匠崇さん(62)は「梅の価格が低迷している。ことしは少しでも景気が回復してほしいですね」と話していた。飾り付けを担当した福娘の南部高校3年、久保有香さん(18)=芝=は「縁起物を扱えて光栄です」と笑顔を見せていた。福娘の販売は10日の本えびすに行われる。鹿島神社でも、宵えびすから参拝客らでにぎわっていた。両神社とも11日の残り福まで行われる。