新年の初取材となった全国都道府県対抗駅伝競走大会の県選手団壮行会。主催者からは「ことしは国民体育大会がある。スポーツに県民が燃えています。期待に応えられるように、100%の力で頑張ってほしい」とあいさつがあり、男女選手団代表も和歌山国体に向けて「はずみとなるように頑張ってきたい」「いいスタートを切れるように頑張ってきたい」とレースへの抱負の中で意気込みを語っていた。和歌山県は本年、まさにスポーツイヤーなんだなとあらためて感じた。
 国体は国内最大、最高のスポーツの祭典。和歌山では昭和46年の黒潮国体から44年ぶりの開催となり、今秋9月26日から10月6日までの日程で37の正式競技をはじめ、特別競技、公開競技で熱戦が展開される。デモンストレーションスポーツなども行われ、開催期間中は県内がスポーツ一色に染まりそうだ。
 新年号では正式競技で強化選手指定を受け、本番での活躍を誓う5競技の12選手をピックアップして紹介した。中学校時代から強化指定され、「その期待に応えたい」という高校生、「地元開催、勝つことが一番」と日本一を誓う成年選手。県外出身者ながら和歌山で教員になり、「第二のふるさとに貢献したい」と目を輝かせる女性選手、さらに昨年の国体で結果を出せずに「リベンジしたい」と練習に打ちこむ男性選手の姿も印象に残った。競技や立場が違っても地元開催に対する熱い思いはみんな同じで頼もしい。
 国体では地元選手の活躍ぶりを紹介するだけでなく、選手たちの競技にかける思いなどにも、できる限り迫っていければと思う。せっかくの機会、スポーツの素晴らしさを伝える紙面づくりに全力を尽くしたい。   (賀)