1月1日付の正月号でも特集したが、最近、自転車ブームが起こっている。自転車と言っても一般的な通勤や通学に使うシティバイク(ママチャリ)と違い、高いサドルに細いタイヤ、ハンドルが前方に曲がったドロップハンドルなどが特徴のロードバイク。日高地方でもよく見かけるようになったのではないだろうか。
 もともと以前から静かなブームが起こっていたが、2013年10月からアニメ化された漫画「弱虫ペダル」がきっかけ。自転車競技を題材にしたスポーツ漫画で、アニメやゲームが好きな主人公のオタク高校生が、自転車と出会い、才能を開花していく物語。特に女性からの人気が高く、漫画を読んで自転車を始めた「自転車女子」という言葉もできたくらい。そんな中、和歌山県が日高地方でサイクリングマップを作製中。美浜町の煙樹ヶ浜を出発し、日高町の海岸線を走り、由良町の白崎海洋公園で折り返し、日高町の山間部を通って煙樹ヶ浜に戻る。コース上には空気入れなどを常備するステーションも3カ所設置する。またことしの和歌山国体では印南町が自転車競技の会場に選ばれているなど、2015年は日高地方にとって自転車の年となっている。
 県のサイクリングマップは春ごろ完成予定。時速30㌔程度出る自転車で海岸線を風を切って走る爽快感は格別だろう。これを機にサイクリングを始めてみてはどうだろうか。ただ取材の中で、自転車競技の選手として活躍している大学生の津村篤志さんも言っていたが、交通事故だけは気をつけなければならない。事故に遭わないようにするだけでなく、スピードが出るため加害者にならないよう注意することも必要だ。    (城)