少林寺拳法南部道院と少林寺拳法南部スポーツ少年団は1日、西本庄の極楽寺で初げいこを行い、小学生から一般までの拳士約100人が技の上達を願って汗を流した。この日は雪が舞う厳しい冷え込みだったが、参加者は寒さに負けずはつらつとしたランニングや組演武を披露。三前雅信道院長は「昨年は災害が相次いだが、当たり前に生活できることに感謝し、技の向上に努めよう」と訓示した。
 正月の初げいこは同道院が発足した昭和42年から毎年実施され、ことしで48回目となった。町生涯学習センターに集合後、着替えを済ませた拳士たちは約1.5㌔離れた極楽寺までランニング。雪が降る厳しい寒さとなったが、大きな声を出しながら元気いっぱいに走っていた。到着後は本堂で組演武を実施。技の上達を願って鋭い突きや蹴りなどを順番に披露し、技の1つ1つに思いを込めていた。般若心経を唱え、精神修行も行った。三前道院長の訓示では「昨年は一般男子が全国大会で入賞した。ことしも大会では少しでも上を目指して頑張っていこう。個人の目標に向かっても進んでいってほしい」と激励した。