みなべ町保健福祉センター(ふれ愛センター)に27日、高さ2㍍のジャンボ門松が登場した。同センターを利用しているお年寄りの有志約20人が「いつもふれ愛センターを利用させてもらっているお礼に」と感謝の気持ちを込めて手作りし、寄贈。有志の1人竹田郁夫さん(86)は「来年もみんなが健康で過ごせますようにと願いを込めて縁起物の門松をつくりました」と話していた。
 ふれ愛センターはお年寄りらが集まり、一緒にコーヒーを飲んだり、健康器具を使用したりしている憩いの場。利用者のお年寄りは「いつもお世話になっているお礼。手づくりの門松で恩返ししたい」と、18年前から行っている。旧南部川村当時から行っており、合併後は旧南部町のお年寄りも参加するようになった。
 この日は材料の松、竹、南天、千両などを各自が持ち寄り、午前8時ごろから製作に取りかかった。梅は造花で飾った。竹を割ったりする作業を行い、2時間後の午前10時ごろに立派な門松が完成。ロビー入り口の両サイドに1個ずつ、対で設置された。お年寄りらは「ことしも門松を設置することができた。これからもみんなの健康を願って続けていきたい」と話していた。