御坊市民文化会館友の会主催、第30回「クリスマス大合唱の夕べ」は20日、同会館大ホールで開かれた。
 日高地方で活動するコーラスグループなどの5歳から70歳代まで、総勢150人が出演。クリスマスを祝うとともに1年を締めくくる、気迫のこもったコンサートとなった。ジュニア、ユース、混声、女声と4部門の合唱が順に披露されたあと、節目の年を記念する特別演奏としてヘンデルの大曲「メサイア」をほぼ全員で熱唱。指揮は岩城拓也さん、ソプラノは田中惠津子さん、アルトは福嶋あかねさん、ピアノは碇理早さんとプロを迎えての演奏で、全50曲から8曲をピックアップして英語でうたった。
 観客は、2人のプロによる情感豊かな独唱と厚みのあるハーモニーにうっとり。最後の「ハレルヤ」では、会場いっぱいに高らかに響きわたる歌声がクリスマスムードを盛り上げ、感動の拍手が送られていた。愛らしいジュニア、すがすがしいユース、味わい深い混声・女声合唱と、それぞれの魅力も堪能できる充実したコンサートとなった。