伝統文化の継承に励む全国トップレベルの高校生が集う大会、第3回全国高校生伝統文化フェスティバルが14日に京都コンサートホールで開かれ、日本音楽部門で日高高校箏曲部(安原美有紀顧問、神田佐和子さん指導)が西ブロックを代表して出演した。
 京都府、京都府高校芸術文化連盟主催。郷土芸能部門・日本音楽部門・吟詠剣詩舞部門の3部門があり、日本音楽部門は東西ブロック各1校が出演。同部は、全国総合文化祭で6年連続上位入賞などこれまでの実績を考慮して選抜された。演奏曲目は「Sarah~過ぎ行く時~」。水の流れと時の流れを表現した高度な曲で、少人数ならではの繊細な美しい音色を聴かせ、会場を魅了した。指導の神田さんは「めりはりのきいた演奏で、聴かせどころも完璧に弾きこなせていました。大きな舞台に出られる喜びと責任感を同時に感じながら、持てる力を最大限に発揮して演奏してくれたと思います。いい表情で弾けていました。他の出演者の演奏や演技も素晴らしく、感動しました。この大きな経験は今後にも生きてくると思います」と話している。同部のメンバーは次の皆さん。
 玉置沙也加、中早優芽(以上3年)、山﨑美緒、保田穂香(以上2年)、荒井梨菜、赤松亜優美(以上1年)▽指導=神田(菊瓔)佐和子▽顧問=安原美有紀、寺田順子、小川万里子