来年1月11日告示、18日投開票の御坊市議選(定数14)の立候補予定者説明会が15日に市役所で開かれ、出馬を予定している現職14人と新人4人合わせて18陣営が出席した。いまのところほかに出馬の動きはなく、このまま市議会史上初の定数4人超過という大激戦に突入するとみられている。先月30日の知事選、去る14日の衆院選に続く戦いでもあり、各陣営とも「さあ、次は市議選」「本腰を入れていこう」と気合が入っている。
 立候補を予定しているのは、現職が▽田端卓司(64)名田町野島、1期▽楠本文郎(60)塩屋町南塩屋、8期▽田中数将(37)湯川町財部、1期▽松本隆史(43)島、同▽小池佐左夫薗、(64)同▽山田勝人(40)薗、2期▽平井俊哉(56)塩屋町北塩屋、同▽村上宗隆(62)薗、同▽山本直治(65)湯川町小松原、同▽中野武一(80)薗、3期▽森上忠信(79)湯川町財部、5期▽山本清司(54)藤田町吉田、6期▽西本和明(64)野口、同▽向井孝行(61)藤田町吉田、7期――の14氏。一方、新人は▽山本勝也(54)島▽宮路雅仁(51)湯川町小松原▽松屋久紀(48)野口▽古田守(58)島――の4氏。ほかにもまだうわさは聞かれるが、名乗りを上げるところまでいかないとみられる。
 現職の中には早くからあいさつ回りを行って、平成23年1月の前回票の確保に努めるとともに、新たな支持者の開拓に躍起の人も。12月議会が17日に閉会することから、水面下での動きが一層活発化していきそうだ。新人は前回選挙や市長選の出馬経験者もいるが、いずれも基礎となる票読みが難しく、できるだけ多くの人に会ったり、各種行事に参加して顔を売り込んだりするなど、がむしゃらに票の獲得を目指している。
 市議選は平成19年の前々回選挙が昭和62年以来20年ぶり3人超過で、前回選挙も同じく3人超過。激戦続きとなっているが、今回はそれを上回る4人超過の激しい戦いが予想され、有権者から議会の活性化を望む声も高まっている。
 立候補予定者説明会では、予定者本人や陣営の関係者ら約40人が出席。運動用自動車の使用、選挙供託金(30万円)、立候補手続きなどで説明を受けた。