市議選に続く2月3日告示、8日投開票の美浜町議選(町長選と同時)に向けて15日、田井の新人、自営業碓井啓介氏(56)が無所属で立候補する意向を表明した。
 碓井氏は元自衛官で、御坊商工を中退後、陸上自衛隊姫路駐屯地等で教育訓練を受けたのち、即応予備自衛官として広島や愛知で勤務。現在も予備自衛官、自衛官募集相談員、県隊友会の防災部長などとして活動しており、町消防団では第1分団長を務めている。
 田井畑地区からは約20年間、町議会議員が出ておらず、碓井氏は巨大地震や津波など住民が不安を持つ災害対策を第一に、「住民の声をまちづくりに反映させたい」という思いから立候補を決意。「消防団員として30年以上活動しているが、この10年間は台風や大雨の水防活動が多くなっている。災害対策をはじめ、住環境、雇用の場の確保など、田井畑だけでなくまち全体から声をくみあげ、地域間の格差が出ないまちづくりに貢献したい」と話している。