南部仏教会(会長=原田武俊新福寺住職)は13日、旧南部町内で恒例の歳末たすけあい托鉢を行った。宗派を超えた9カ寺の住職らが歩いて回り、「困っている人に善意を」と呼びかけた。
 昭和2年に同会が設立した「ふたば保育所(現南部幼稚園)」の運営資金を集めるために始めたのがきっかけ。戦後、幼稚園の運営が軌道に乗ってからは、歳末助け合い運動として続けている。ことしで88回目。
 会員は堺の常福寺に集合したあと黒い僧衣を身につけ、鉦を打ち鳴らしながら出発。埴田、山内などくまなく回った。托鉢に歩く僧侶の姿を見た住民らは、快く善意の寄付を差し出していた。原田会長は「毎年の恒例で、托鉢に行くのを待ってくれている住民もいる。温かい気持ちが伝わり、ありがたい地域だとつくづく感じさせられる」と話している。善意の寄付は町社協を通じて歳末たすけあい運動に贈る。