先日、ノロウイルスによる食中毒が多くなるシーズンを前に、日高川町の公的施設を管理・運営している㈱本家さぬきやが日高川交流センターで衛生講習会を開き、施設の従業員計60人が御坊保健所職員から予防対策について学んだ。筆者も数年前に、ウイルスが原因による下痢と高熱に見舞われたことがあることから、従業員と一緒に熱心に耳を傾けた。
 講習会では、保健所職員がノロウイルスについて「ごく少量が体に入っただけでも下痢、嘔吐する危険なウイルスで、きちんと消毒しなければ周りの人に感染します」と説明。資料などで調べてみると、ノロウイルスは、すべて口からの感染で、感染者の便や嘔吐物に触れたり、空気中を漂っているウイルスを吸い込むことで感染。自身がウイルスの感染源となって、まき散らさないよう細心の注意を払うことが大切で、ノロウイルスについて正しい知識を持つことが重要だ。
 そこで知っておかなければならないのが、ノロウイルスによる健康被害を防ぐ方法。講習会では職員が「調理では食材の十分な加熱や器具の洗浄消毒、普段の生活では衛生的な手洗いが大切で、看病の際には嘔吐物を適切に処理しましょう」と呼びかけ、予防対策の基本である衛生的な手洗いの方法を詳しく説明した。それによると、せっけんをよく泡立てて、手のひらと甲、指の間、指先に手首まで洗って、よくすすぎ、清潔なもので拭くことがポイントだそうだ。これくらいなら小さな子どもでもできるし、家族、学校の友達、会社の同僚など生活空間をともにする人みんなが実践したいところ。ノロウイルスが猛威をふるうこの季節、みんなで予防対策を。   (昌)