南部高校の硬式野球部(葛城洋部長)の部員らは月1回程度、同校周辺の道路沿いなどで清掃活動を行っている。地域をきれいにしようという環境美化運動の取り組み。葛城部長は「応援してくれている地域への恩返しの気持ちで、社会貢献していきたい」と話している。
 地域に貢献しようと、ことし4月から取り組みを始めた。部員15人とマネジャー3人が同校周辺でゴミ拾いを行っている。主に放課後、練習前の時間を活用。ユニホーム姿でゴミ袋と火ばしを手に、捨てられているタバコの吸い殻やナイロン袋などのゴミを拾い集めている。先月には、町障がい者父母の会(鈴木美鈴会長)と一緒に清掃活動にも取り組んだ。ゴミ拾いだけでなく、先月開かれた南部ライオンズクラブ主催の少年野球教室では開催準備の手伝いも行った。
 葛城部長は「野球だけでなく、日頃の生活の中で地域に奉仕していくという心が大切。それが野球のプレーにも生かされる」と話している。