先日、御坊市御坊の日高別院みどう会館で、英会話教室「NPOおみど英会話教室」を取材した。講師は中学、高校などで英語教諭を務めた経験があり、現在は関西学院大学の講師を務めている井上卓さん。教室は一部参加者の費用負担はあるが、ほとんどボランティア。すでに有田や和歌山市でも開いており、実践的な会話と英語を話すための度胸を身につけるのが目的と言う。
 初日の授業を取材したが、印象的だったのは、英語にもマナーや敬語があること。「How are you?(ご機嫌いかが?)」に対しては、どんなに疲れてもいても「I'm tired(疲れた)」や「I'm bad(悪い)」などとは答えないとのこと。英語はポジティブな思考をする言葉なので「Good(良い)」や「Fine(元気)」などと答えるのがマナーで、聞かれたら聞き返すことも大切という。また自己紹介で家族構成を話すときは夫や子どもなどを先に言い、自分は最後に「and me」とつける。ほかにも英語にはたくさんの日本で言う敬語のような表現があるとのこと。調べてみると「教えてほしい」の意味の「Can you tell me?」は、丁寧にする場合最初の「Can」を過去形の「Could」にするとのこと。日本語にすれば、「教えていただきたいのですが」を「教えていただければと思ったのですが」というような感じで、過去形にすることで現実との距離感を出し、少し柔らかい表現になる。
 英語と言えば一見フランクな言語のような感じがするが、日本と同じように丁寧な言い回しがある。日常会話なら問題ないだろうが、ビジネスシーンで英語を使う場合は押えておく必要があるだろう。    (城)