御坊市塩屋町南塩屋地内(森岡区)、廃棄物処理企業大栄環境㈱(本社=大阪)の「御坊リサイクルセンター(仮称)」の建設工事がスタートした。
 現場は御坊総合運動公園東にある山間部の区有地で、林地開発許可、工事関係者以外立ち入り禁止などの看板が設置された。同センターは、中間処理と民間で県内初の管理型となる最終処分場を併設した施設で、全体面積は25万7112平方㍍。陸上埋め立てでは県内最大規模となる。周辺住民から環境への懸念で反対運動が起きた経緯もあり、森岡区が誘致表明して以来、実に7年を経ての着工。完成は平成28年8月を目指す。最終処分場は約10年で満杯になる見通しで、埋め立ての跡地を活用した公園整備なども視野に入れている。地元雇用については、当面中間処理工場の作業員など20人から30人を予定。施工は㈱大林組。