日本らんちう協会主催、第59回全国品評大会は3日、大阪府豊中市の服部緑地公園ウォーターランドで開かれ、木乃国らんちゅう愛好会会員の伏木寿一さん(68)=御坊市薗=のらんちゅうが432匹参加の当歳魚の部で1等賞に入賞した。番付は「勧進元一」で、上位10位に当たる。
 伏木さんは40年ほど前、御坊でらんちゅうがブームになっていた頃に愛好していたが、しばらく遠ざかっており、4年前に木乃国らんちゅう愛好会が発足した時に飼育を再開した。今回入賞したらんちゅうは、10㌢余りとサイズはそれほど大きくはないが体のバランスがよく、尾びれの形がきれいで、軽やかに美しく泳ぐという。伏木さんは「育てている時から、これはいけるのではないかと思っていました。入賞できて、何よりうれしいです」と喜んでいる。
 そのほか、同会からは中村朋孝会長(御坊市)が二歳魚の部で東十九枚目3等賞、近田義高さん(御坊市)が親魚の部で九枚目3等賞、山鷲元気さん(海南市)が当歳魚の部で脇行事となった。