一般財団法人少林寺拳法連盟主催、少林寺拳法全国大会が3日に埼玉県のさいたまスーパーアリーナで開かれ、県代表として出場した南部道院拳友会が一般団体演武の部で初めて5位に入賞。メンバー6人の鍛え抜かれた突きや蹴りの技が冴えた。同会では「これまで何回か全国出場してきたが、入賞は初めてでとてもうれしい」と喜んでいる。
 ことし6月の県予選で見事優勝し、全国出場権を獲得した。一般団体の部には各都道府県の代表43団体が出場。予選は3コートに分かれて行われ、それぞれの上位4団体計12団体が決勝に進出した。南部道院拳友会はコート3位で予選を通過。「予選では緊張感からタイミングのズレなどもあった」と反省点をチェックして決勝に臨み、突き、蹴りなど日頃鍛えた技を発揮した。同会の全国大会での成績は、数年前の岡山県での8位が最高だったが、今回は初めての入賞で5位と健闘した。メンバーの池上亮さんは「みんなの力を合わせて入賞できた。今回は賞状だけだったが、来年は3位以内に入ってメダルがとれるように頑張りたい」と話した。三前雅信道院長は「それぞれ仕事があり時間も限られている中で、密度の濃い中身のある練習ができた。当日のコンディションもよかった」とたたえた。メンバーは次の皆さん。
 堀口敏寿(みなべ町東吉田)4段、竹中恵介(同町晩稲)同、池上亮(田辺市南新万)3段、庄司孝志(同市学園)同、沖見祐紀(みなべ町山内)同、坂本健(田辺市芳養)6段