西アフリカで発生したエボラ出血熱が猛威を振るっている。感染者数は増える一方で、アフリカだけでなく現地で医療活動を行った医師や看護師にも感染。ヨーロッパやアメリカにも飛び火した状況だ。症状は、発熱、頭痛、筋肉痛、吐き気・嘔吐、胸痛などだが、特効薬が見つかっておらず、厄介な病気。
 スーダン南部のエボラ川流域で約40年前の1976年に初めて確認された。その後、アフリカ大陸で約10回にわたって突発的に発生し流行。感染すると、致死率が高いのが大きな特徴だ。
 ところで、病原体となるウイルス自体、不思議な特性を持っている。栄養を摂取しないし、呼吸もしない。細胞も持たないが、他の動物の細胞に寄生することにによって自己複製能力を発揮して生命を得るという。中学時代の理科の授業で「生物は呼吸をしている」と習った記憶があり、それが正しければ非生物になる。しかし、増殖機能を有するというから、「一体、コイツは何者なのか」と素朴な疑問が生じる。一説では地球外生物であるという見方もあり、宇宙から落下した隕石で地球に来たのではないかという考えもあるそうだ。そうだとすると、ウイルスは宇宙人!?なのか。
 ウイルスが原因で病気になるのはエボラ出血熱だけでなく、エイズやインフルエンザも同じ。特にこれから寒くなると流行して気をつけなければならないのがインフルエンザ。対策では予防接種を事前に受けることなどのほか、外から帰ったらきちんと手洗いやうがいを行うことが大切だ。身近に迫っている〝宇宙人〟に負けないように気をつけよう。        (雄)