日高川町で、ロンドン五輪卓球競技団体戦の銀メダリスト、石川佳純選手の母で卓球女子ナショナルチーム強化スタッフの石川久美さんを招いての卓球教室が開かれ、町内の中学部員40人が指導を受けた。アドバイスを受けて素振りを繰り返す選手らを見ていると、一流の指導者から学べる喜びと教わったことを習得しようとする強い意志が伝わってきた。
筆者もちびっ子球児のころ、大毎や阪神などで中軸を担った元プロ選手、山内一弘さんから指導を受けた。首位打者1回、本塁打王2回、打点王4回を獲得した強打者。筆者は山内さんの現役時代を知らなかったが、とにかく凄い打者だったというのは知っており、打撃指導では胸をときめかせながらフォームに見入り、一言一句を聞き漏らさぬよう耳を傾けた。筆者の場合、中学校までしか野球をやらなかったが、一流選手らの指導をきっかけに、一層競技にのめり込んだり、練習に熱がこもったりする子も多い。双子でロンドン五輪に出場したレスリングの湯元健一、進一の両選手もジュニア時代にシドニー五輪選手の和田貴広さんから指導を受けていた。
「上達の早道は本物に接すること」と日高川町体育協会会長の小串親秀さん。町では、一流選手から教わる機会を作ろうとスポーツ教室に力を入れており、これまでも野球で美浜町出身の岡田俊哉投手ら中日4選手、バレーボールで元全日本代表選手の大山加奈さんと御坊市出身の元東レ・アローズ選手の芝田安希さん、陸上で北京五輪400㍍リレー銅メダリストの朝原宣治さんを招へい。子どもたちにとって一流の選手や指導者から教わることができる絶好の機会で、これからもどんどん一流アスリートらを呼び続けてほしい。(昌)

