みなべ町は2日、県LPガス協会田辺支部と災害協定を締結し、万一の場合にLPガスや供給設備器具などの提供を受けることができる協定を結んだ。
 大規模な災害発生後、2次避難している住民が炊き出しなどに使う燃料の確保が期待される。町ではこれまで、災害時に対応するため、他の自治体や民間団体などと避難所確保や物資提供などで協定の締結を進めており、今回で19件目となった。
 調印式は役場で行われ、小谷芳正町長とLPガス協会の中田基晴支部長(51)がそれぞれ協定書に署名、押印した。小谷町長は「有事の時の燃料として協力をいただける。今後も町民の安全、安心に取り組んでいきたい」、中田支部長は「万一の災害の際には、迅速な対応で協力していきたい」と述べた。同支部では平成22年8月には田辺市、23年には白浜町と同様の協定を結んでいる。上富田町とも近く締結する見込み