11月13日告示、30日投開票の知事選へ立候補を表明している市民オンブズマンわかやま事務局長畑中正好氏(62)=田辺市天神崎、無所属・日本共産党推薦=が18日、御坊市内で街頭演説を行った。公の場では出馬表明後初の日高地方入りで、「県政の流れを変えよう」と訴えた。
 オークワロマンシティ前では、買い物客らに演説。畑中氏は政務活動費について「兵庫県の号泣県議で注目を浴びていますが、和歌山でも私が原告の一人となって追及し、1月に請求額の47・5%となる7231万円が違法であるとする判決が出ました。使い道は毛髪活性剤や映画DVD、歯磨き粉などで、私物の購入費に支出されていました」と説明。さらに「裁判で現知事は『議員の言うとおり違法はない』と言い続けてきました」と指摘。「このように議員に甘い姿勢の知事でいいのか。政務活動費も皆さんの血税です。これらにも厳しく対応する知事に流れを変えよう」と訴え、「県政の流れを変えるために皆さんの力をお貸しください」と呼びかけた。