日高地方最大の秋祭りとなる御坊市内小竹八幡神社秋季祭礼「御坊祭」は、4日宵宮、5日本祭りで行われる。
 毎年、日程は10月4、5日に固定されているが、ことしは平成20年以来6年ぶりに土、日曜日と重なるため、多くの見物人でにぎわいそうだ。また、ことしはジャスコオークワ跡地を駐車場として開放する予定で、路上駐車などしないよう呼びかけている。トイレは同神社横と八幡筋に仮設トイレを用意している。
 宵宮は正午から中、浜ノ瀬、下、名屋、東薗、上、紀小竹、春日の8組が宮入り。本祭りでは午前7時50分から神殿式を行い、9時から美浜町浜ノ瀬のお旅所までお渡り。西川大橋の架け替え工事が完成して以来、初のお渡りとなる。例年神社境内で行われていた県指定無形民俗文化財のけほん踊りは、ことしは場所を変更して午前10時40分からお旅所で奉納。午後1時半からの雀踊り、2時からの上組子供奴踊りは例年通り境内。宮芝で子供四ツ太鼓もある。各組の宮入りは午後3時からで、中、浜ノ瀬、下、紀小竹、御坊、名屋、東薗、春日、上の順番。持ち時間は1時間に設定している。行司会などでは見物人に対して▽幟を踏んだりまたいだりしない▽屋台、四ツ太鼓などに触れない▽四ツ太鼓は急に走ったり、横に振ったり、落ちたりすることを承知して対処できる距離で見物――を呼びかけている。各組行司は次の皆さん。
 御坊町=柚瀬清(会長)、中松繁夫、北村耀一▽中組=久保光弘、小河原藤一▽上組=伏木眞仁、岩淵貞実、薮内直樹▽紀小竹組=近田義高(副会長)、大野光雄、小池佐左夫▽名屋組=蕨野敏博、大畑博信▽東薗組=外川竜次、中本卓也、林洋▽下組=阪本仁志、村上宗隆▽浜ノ瀬組=谷範一(副会長)、西村光生▽春日組=石野泰広、坂本雅信、小山浩永