第33回関西学生(男子)柔道体重別選手権大会は、奈良県天理市の天理大学杣之内第一体育館で開かれ、90㌔以下級で関西学院大4年生の龍田匡史選手(21)=日高川町船津、箕島高校出身=が5位入賞を果たし、全日本学生柔道体重別選手権大会=インカレ=(今月27、28日、東京都日本武道館)出場を決めた。代表決定戦で近畿大の選手を撃破、3年連続のインカレ出場に「ベスト8を目指したい」と闘志を燃やしている。
 大会は、7階級でインカレ出場権をかけてトーナメントで熱戦が繰り広げられた。
 上位7人がインカレ出場枠の90㌔以下級は81人が出場。過去2年5位の龍田選手は、2回戦からの出場で、初戦は大阪教育大の選手に開始早々、内股を決めて一本勝ち。2年連続インカレ出場の貫禄を見せつけると、続く3回戦は大阪体育大の選手に大外刈りで一本勝ち。4回戦は柔道の名門・天理大の選手に優勢勝ちを収めた。準々決勝は、優勝した天理大の選手との対戦となり、激しい攻防を繰り広げたものの、大外刈りにいったところを逆に返し技で一本を決められ、代表決定戦へ。近畿大の選手と激突した。前半こそ思うような組み手にならず相手選手の奇襲技に戸惑ったものの、中盤から積極的な攻めに転じて指導を奪うと、その直後に得意の内股で一本を奪ってインカレ出場を決めた。龍田選手は「決勝進出が目標だったので結果には満足していませんが、インカレに出場できることをうれしく思います。過去2年間は初戦で負けているので、最後となることしはベスト8に入って講道館杯(11月、千葉県)に出場したい」と意欲をみせた。
 インカレには、日高地方から女子63㌔以下級で昨年優勝の龍谷大4年生の西川真帆選手(22)=御坊市島、紀央館高校出身=も出場する(昨年優勝のため主催者推薦、予選となる関西学生女子柔道体重別選手権大会への出場はなし)。