ロンドン五輪卓球競技団体戦の銀メダリスト、石川佳純選手の母で卓球女子ナショナルチーム強化スタッフの石川久美さん(51)=山口市=を招いての卓球教室が30日、日高川町の早蘇中学校体育館で開かれた。
 町体育協会の主催で、卓球用品の総合メーカー「日本卓球(ニッタク)」が協賛。町内中学の卓球部員40人が参加した。石川さんはニッタクの卓球教室コーチ、内田康裕さんとともに約2時間にわたり中学生部員を指導。フォアハンドでは「もっと肩の力を抜いて腰をひねって」、バックハンドでは「体の正面で打とう」などとアドバイス。一人一人のフォームに見入り、親切丁寧に指導していた。選手たちは、何度も素振りを繰り返し、教わったことの習得に励んでいた。
 石川さんは卓球教室のほか、特別講演も行い、「オリンピック選手のコーチとして、そして母として」をテーマに語り、会場となった早蘇中学校の卓球部には卓球台をプレゼントした。