日高川町小熊の瀧本農園=瀧本善夫さん(57)経営=では、常夏の果実、完熟マンゴーの収穫が最盛期を迎えている。ことしは春先の天候不順の影響で収穫は例年より半月程度遅めだが、大玉が多く、出来は良好。農園では「和歌山の太陽をいっぱいに受けて完熟したマンゴーです。本当においしいので一度食べてみて下さい」とPRしている。
 瀧本さんは20年ほど前からアップルマンゴーの栽培を始めた。本場の沖縄へ視察に行くなど、妻の麻子さん(56)と二人三脚で取り組み、いまでは約20㌃のビニールハウスに約200本を栽培、ことしは約5000個の収穫を見込んでいる。毎日、ハウスを見て回り、丹精込めて育てた実が真っ赤に熟し、ネットに落ちるのを待って丁寧に収穫。ことしは収穫が遅れ、お中元シーズンには間に合わなかったが、大玉が多くて、甘みが乗り切っており、味も最高。味わった人からは「一度食べれば、もう一度食べたくなります。きっと贈り物としても喜ばれます」と評判になっている。贈答用は化粧箱入りで1㌔(3個)4000円から販売。家庭用は1㌔(同)3000円程度(価格はいずれも税込み)とお買い得。小さいサイズなど大きさや数によって価格は変動、客の要望に応じる。販売は9月中旬ごろまで。申し込みなどは瀧本農園℡0738㉒7770。