体験を通して農業への理解を深めてもらうJA紀州(久保秀夫組合長)の「ちゃぐりんフェスタ」が27日、印南町印南原のサンシャイン牧場で開かれ、みなべいなみ管内の親子ら55人がブドウ狩りなどを楽しんだ。
 おかあさんやおばあちゃんと参加した子どもたちはブドウ園に入り、たわわに実った巨峰の紫色に熟した房を見つけると「これにしよう」などと慎重にハサミを入れて収穫していった。もぎたてをその場で頬張る子どももいて「すごく甘くておいしい」と笑顔があふれていた。サンシャイン牧場は初めて訪れたという植野妃奈ちゃん(上南部小4年)は「ブドウ狩りが好きなので、楽しいです」と話していた。
 自分たちでおにぎりをつくり、流しそうめんと一緒に昼食を取り、午後からは景品が当たる食育クイズやジャム作りにチャレンジ。楽しく食農を勉強していた。