御坊市の日高教育会館で26日、次の知事選(11月13日告示、30日投開票)への立候補を表明した市民オンブズマンわかやま事務局長畑中正好氏(62)=田辺市天神崎=を励ます会が開かれた。
 畑中氏は現在、市民オンブズマンわかやま事務局長のほか、和歌山合同法律事務所(和歌山市)事務局長、日本国民救援会県本部長も務め、知事選には共産党県委員会や県教職員組合などで構成する「ゆたかで住みよい和歌山県をつくる会」の要請を受けて出馬を決意。日本共産党の推薦を受ける予定となっている。
 この日は励ます会の前に擁立団体の支部組織「ゆたかで住みよい和歌山県をつくる日高地方の会」の代表者会が開かれ、畑中氏は「私の強みはオンブズマンの顔で、県議会の不適切な支出を追及して仁坂知事と闘ってきた。仁坂知事は安倍政権の暴走を止めようとせず、個人的には(部下の職員らに)たいへん偉そうなところが弱み。基本的な力量に違いはあっても、選挙は何が起こるか分からないし、勝てないとは思っていない。最後までよろしくお願いします」と支援を呼びかけた。
 励ます会には日高地区労の各労働団体、国民救援会御坊支部、新婦人の会御坊支部などから約50人が集まった。
 知事選には現職の仁坂吉伸氏(63)=和歌山市東高松=も立候補の意思を表明している。