劇団RAKUYU(松本こうじ代表)の第11回公演は31日午後1時半から、御坊市民文化会館大ホールで行われる。本番間近、練習にも熱がこもっている。今回は子どもと大人の芝居の2本立てで、子どもの芝居は環境をテーマとしたオリジナル劇「夕陽の声」、大人の芝居は笑って泣ける人情コメディ「煙が目にしみる」。「楽しい舞台にしますので、ぜひごらんください」と多くの来場を呼びかけている。
 「夕陽の声」は、キツネたちが住んでいる自然いっぱいの町。しかし土地開発が進み、公園ができることになって別のすみかを探すキツネ。新しいすみかでもきれいな夕陽がみられるのか...。
 「煙が目にしみる」は、とある斎場の待合室を舞台に、2家族の人間模様がコミカルに描かれる。家族に思いを伝えたくて、あの世へ行くことをためらっている故人2人。周囲には認知症と思われているが、死んだ人の姿や声がわかるというおばあちゃんの活躍で、2人の思いは伝えられ、それぞれに事情を抱える家族も歩み寄り始める。思いきり笑わせてほろりとさせる、上質のコメディー。
 練習は市勤労青少年ホームで行われており、団員は最後の仕上げに懸命。松本代表は「とにかく観客の皆さんに楽しんでもらいたいと思い、頑張っています」と話している。入場券は、大人は前売り2000円、当日2500円。学生は前売り1000円、当日1200円。問い合わせは同会館℡0738-23-4881、松本代表℡090―9993―8719。出演者、スタッフは次の皆さん。
 夕陽の声 出演=柏木風香、中岡昌美、柏木光月、中岡芹那、有本美緒、串本裕幸、原貫太▽演出=原麻美▽舞台監督=高畑繭理▽大道具=田伏徹志▽作曲=山下眞史▽照明=中村充樹▽音響=山崎悟▽衣装=柳本真希▽協力=㈱ハートス 煙が目にしみる 出演=柳本文弥、高畑繭理、山下眞史、芝崎千尋、江川好美、原麻美、田伏徹志、江川茂、柳本真希、湯川裕加里、木村洪平、池田拓司▽脚色=石川ヨシタカ▽演出=松本こうじ▽舞台監督=妹背佳代子▽舞台美術=芝章文▽大道具=池田拓司▽小道具=江川好美▽照明=中村充樹▽音響=山崎悟▽衣装=籔内昌子▽メイク=稲葉円、幡川千紗▽制作=稲葉加奈子、橋本麻美▽写真=妹背修治▽撮影=鎌田隆夫