美浜町吉原、ダイワボウプログレス和歌山工場前の西川で16日夜、第39回「戦争犠牲者を悼み、平和を願うとうろう流し」が行われ、約70人が参加した。
 「平和を考えるつどい」実行委員会(谷口幸男委員長)が主催する盆の恒例行事。集会では「安倍政権は秘密保護法によって戦前のように国民の目、耳、口をふさぎ、集団的自衛権行使容認を閣議決定し、海外で戦争できる国づくりへ進んでいる」とし、「憲法9条の誇り高い精神を地球規模に広めるために行動する」ことを確認した。
 火をともされたとうろうは大川橋の上からロープで川面に浮かべられ、ことしは強い南風で川下から川上へととうろうが逆流。三宝寺(美浜町和田)の湯川逸紀住職の読経のなか、鎮魂の明かりに手を合わせ、平和の祈りを捧げた=写真=。