全国高校総合体育大会柔道競技の部は去る2日から6日までの5日間、千葉県成田市中台運動公園体育館で行われ、女子の部個人戦で紀央館の4選手が上位入賞を果たした。
 紀央館女子で入賞したのは、52㌔級の阪部りり子さん(2年)、70㌔級の岡本希望さん(3年)、78㌔級の松田なみきさん(2年)、78㌔超級の宮﨑さくらさん(3年)。阪部さんは初戦の2回戦をゴールデンスコアの末に制し、3回戦で優勢勝ち。準々決勝で一本負けしたが、5位に入った。岡本さんは2回戦から登場、初戦は抑え込みなどで一本勝ち、3回戦は優勢勝ち、準々決勝で一本負けの5位。松田さんは初戦を抑え込みなどで一本勝ち、2回戦を優勢勝ち、3回戦と準々決勝も抑え込みなどで一本勝ちしたあと準決勝で一本負けを喫し、3位となった。宮﨑さんは2回戦から登場、抑え込みなどで初戦を一本勝ちで飾り、3回戦も抑え込みなどで一本勝ち、準々決勝で優勢負けして5位だった。
 紀央館女子は、団体戦と個人戦5選手が出場。先鋒・山本七海(2年)、中堅・松田、大将・岡本の3選手で臨んだ団体戦は1回戦で磐城(福島)を2―0で破り、2回戦では宮崎日大(宮崎)を1―1の代表戦の末に岡本が勝利して下したが、3回戦で淑徳(東京)に1―2で涙をのんだ。入賞4選手以外の個人戦では山本さんが2回戦で敗れた。
 男子の部では地元から箕島のメンバーとして3選手が出場。団体戦では瀧頭誠士君(3年、切目中出身)が副将、杉元拳右君(同、同)が大将を務め、1回戦で倉吉北(鳥取)を4―0、2回戦で延岡学園(宮崎)を3―2でそれぞれ退けたものの、3回戦で修徳(東京)に0―5で敗れた。瀧頭君は1、2回戦で勝利、3回戦は敗退。杉元選手は1回戦で勝利、2、3回戦は敗退した。個人戦には杉元君が81㌔級、波戸真一君(2年、湯浅中出身、御坊市)が66㌔級に出場したが、ともに1回戦を突破できなかった。
 紀央館女子主将の宮﨑さんは「全国という大きな舞台で団体戦も個人戦もすべて1勝以上の成績を残し、日ごろの練習の成果を発揮できたと思います。これからまだまだ上を目指して練習を頑張っていきます」と笑顔で話していた。