劇団RAKUYU(松本こうじ代表)は、第11回公演(31日、御坊市民文化会館)に向けて3日、同会館大ホールで舞台げいこを行った。
 今回は子どもと大人の2本立てで、子どもの芝居「夕陽の声」、大人の芝居「煙が目にしみる」を上演する。「煙が目にしみる」は斎場の待合室を舞台に、同時に斎場を使うことになった2つの家族それぞれを巡る人間模様を描く。認知症かと思われていたおばあちゃんだけが故人の姿を見たり声を聞いたりできることから、家族への思いを伝えることになる。コメディーだがほのぼのとした感動も。「夕陽の声」は土地開発ですみかを失おうとしているキツネたちの物語を、子どもたちが熱演する。けいこでは、演出の松本さんが立ち位置やタイミングなどを細かく指導。俳優陣はせりふを確認しながら、観客の心を動かす演技をと奮闘していた。前売り券は大人2000円、学生1000円。当日券は大人2500円、学生1200円。同会館℡0738-23-4881で販売している。問い合わせは松本代表℡090―9993―8719。