みなべ町は9月から町内の65歳以上の高齢者を対象に、埴田地内の国民宿舎紀州路みなべの入浴料を補助することを決めた。
 これまでは熊瀬川地内の鶴の湯温泉で65歳以上の人に入浴料600円のうち300円を補助してきたが、「国民宿舎でも利用できるようにしてほしい」との声があり、ニーズに応えることにした。5月議会で補正予算142万8000円を確保しており、9月1日から実施する。国民宿舎の入浴料は鶴の湯と同じ600円で、補助も同じく半額の300円。補助対象者であることを示す利用証が必要。すでに持っている人はそのまま使用できる。新たに申請する場合は今月20日から町住民福祉課、ふれ愛センター、高城・清川公民館で受け付ける。住民福祉課では「温泉でリフレッシュして、健康で長生きしてもらいたい」と多くの利用を呼びかけている。
 国民宿舎の温泉は午前11時から午後8時まで利用できる。天然温泉で露天風呂もあり、町内外から人気が高い。