日本調理師会など主催の第4回全国こどものための愛情弁当コンテストの受賞者が決まり、御坊市藤田町藤井、県就農支援センター臨時職員の笹美恵さんの作品「紀州の〝ウマ〟いもんでおもてなし弁当」が最優秀賞に選ばれた。
 全国の各県の予選に2320点が集まり、今回は本選に進出した71作品が審査され、見事最高賞を受賞した。
 料理が大好きで、小学6年の長男が保育園に通っているころから遠足などではキャラ弁を作っていたという笹さんは今回、和歌山らしさをアピールしようと腕を振るった。3種類のおにぎりには、チーズや黒豆、のりを使った来年開催のわかやま国体マスコットきいちゃんを中心に、白浜のパンダ、ことしの干支のウマをかわいく仕上げた。周りにはブロッコリー、プチトマト、ニンジン、オレンジ、うめどりなど地元産の色とりどりの野菜やフルーツなどがあしらわれ、まるで花畑のよう。材料費300円以内で、地元の産品を取り入れ、見て楽しく食べて元気になれるという審査基準を十分に満たした。
 食材には20種類以上が使われており、栄養価を考えて野菜をふんだんに取り入れた。昨年初めて出品し、全国優秀賞だった笹さんは「満足の出来映えでしたが、まさか最優秀に選ばれるとは思っていなかったのでびっくりしました。これからまた機会があればコンテストに出品したいです」と笑顔で話していた。