紀南地方にホームステイ中の外国人高校生4人が13日、みなべ町芝の書道家、赤木昭子さん(72)宅を訪問し、日本文化の書を体験した。
 訪れたのは高校生交換留学制度のYFUで来日している、オーストリアのゾブル・マリアさん(16)、ドイツのボズクルト・デランさん(17)、アメリカのレムケ・ルークさん(18)とアーノルド・デイアナさん(17)で、神島高校と田辺高校に通いながら日本で生活している。
 今回の書道体験では、事前にそれぞれ好きな漢字1字を選び、赤木さんからアドバイスを受けながら挑戦した。ルークさんは意味が好きだという「仁」を選択。墨汁をつけると重さが6~7㌔になる大筆を両手でしっかりと持ち、横180㌢、縦140㌢の用紙に力を込めて一気に書き上げた。「書道には日本に来て初めてチャレンジしました。とても奥深くて難しいが、たくさんの文字を習ってみたいですね」と話していた。他の3人も同じく大きな筆で「愛」「翼」「氷」の文字を書き上げ、赤木さんは「みんな気持ちが入っていて、なかなかいい作品です」と出来栄えを評価していた。