警察官A、B採用試験の申し込みが今月1日からスタートしたことを受け、御坊署は12日、採用試験セミナーを開き、高校生ら6人が鑑識などを体験した。
 警察官を身近に感じてもらい、多くの人材に受験してもらおうと開いた。和歌山県警の仕組みや各部署ごとの仕事内容をDVDを観て勉強したあと、事件現場で犯人検挙に欠かせない鑑識を実践。瓶についた指紋の採取では、はけを手に専用の粉をふり、刑事さながらに取り組んでいた。子どものころから警察官に憧れているという日高高校3年の橋本明奈さんは、「事件現場に最初に駆けつける機動捜査隊になりたい。鑑識も楽しくて、警察官になりたい気持ちがまた強くなりました」と話していた。