日高川町高津尾にある「カブト虫の森」は5日に開園。初日から多くの家族連れらでにぎわった。
 一番乗りで訪れたのは、地元日高川町高津尾の坂本麗蕾ちゃん(6)と麗華ちゃん(4)。祖母の下野キミ子さんに連れてきてもらった。2人は女の子ながら昆虫好きで、毎年何度も来園、自宅でも飼育するほど。早速木に止まらせたり、丸太の上に乗せたりしてカブトムシと楽しく触れ合っていた。
 外国産種の展示は子どもたちに大人気で、「ヘラクレス買って~」とおねだりする子どもの姿も見られた。この日、開園10周年を記念して10人目の来園者にオス、メスペアでコーカサスオオカブトが贈られた。
 カブト虫の森は、子どもたちがカブトムシやクワガタと触れ合える体験型施設で、町からの委託で地元の愛好家らからなる「なかつのカブト虫グループ」が管理・運営。ことしも外国産カブトムシやクワガタを多数取りそろえており、価格もお手ごろ。開園10周年を記念してさまざまなイベントも企画している。入園料は3歳以上300円。時間は午前10時から午後4時。8月8日までは土日祝のみで、同9日から17日までは休まず営業。