プロバスケットボールNBLの和歌山トライアンズの中務敏宏選手(28)が12日、日高町高家の農村環境改善センターを訪れ、日高ミニバスケットボールクラブの選手を指導した。
 中務選手は男女49人の選手にバスケットの基礎やオフェンスの技術など教えた。オフェンスの練習では、ディフェンスの抜き方を身振り手振りで説明。子どもたちに学んだことを身に付けてもらおうと何度も繰り返して練習させ、「相手の動きに合わせて抜き方を判断しよう」などとアドバイスを送っていた。東家巧磨君と稲垣愛菜さんは「技術的なことをいろいろ教えてもらいました。練習で教わったことを自分のものにして、試合で使ってみたい」とうれしそうに話していた。
 中務選手は身長188㌢のフォワード。4月のNBLでは攻守の要として活躍。チームのファイナル準優勝の原動力となった。