6月4日から10日は「歯と口の健康習慣」。6(む)4(し)にちなんで始まったようで、歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着や疾患の早期発見・早期治療の徹底などを呼びかけている。
 先日、下奥歯が急に痛くなり数年ぶりに歯科医院にいった。現在の歯科医院の数はコンビニより多いとテレビで見たことがあったので、予約なしでいけるかといくつかの医院を回ってみたが、患者の方はさらに多いようで、当日は無理、予約も翌週やさらに翌週などがほとんど。数件回って、空き時間で診てもらえるところがあったので診察してもらった。すべての歯を検査してもらったところ、別の歯で虫歯が見つかってしまった。歯垢の付着具合なども調べてもらい、ブラッシングは「かなりよくできている」と評価してもらったが、ブラッシングだけで虫歯を防ぐのは難しいようで、歯間用の糸ブラシの利用を勧められた。歯はそれなりに丈夫な方だと思っていたが、すでに親知らず含め3本抜き、被せ物をしている歯もいくつか。これからはもっと大切にしなければと気持ちをあらためさせられた。
 昨年パナソニックが実施した、日本とアメリカの男性ビジネスマンアンケートによると、歯にトラブルがなくても歯科医院に通う人は日本男性36%に対しアメリカ男性は76%。そのかいあってか、虫歯経験ゼロの人は、日本が20人に1人、アメリカが4人に1人。このほか歯にかける金額も大きく違い、「病気になって治療」の日本に対し、アメリカでは病気の前の予防が一般的だ。将来健康に過ごしていくための入り口になる歯。日々の手入れはもちろん、予防のため定期的に歯科医に診てもらうようにしよう。  (城)