地域福祉事業に貢献した人をたたえる日高川町社会福祉協議会(赤松高行会長)の功労者に、配食サービスのボランティア8人が選ばれた。29日に日高川交流センターで表彰式が行われ、受賞者に感謝状が手渡された。
 配食サービスは、おおむね70歳以上の一人暮らしのお年寄りや高齢者夫婦宅へ週に1回、「ふれあいにっこり弁当」を届ける高齢者福祉事業。地域の食材をふんだんに使った栄養バランス満点の手作り弁当で、毎週町内全域の約60人に配達しており、安否確認の意味でも貢献している。今回、表彰されたのは調理ボランティアとして活躍した笹治子さん(79)=佐井=、花光愛子さん(81)=江川=、大串圭子さん(77)=佐井=、芝セキ子さん (80)=同=、玉置敦子さん (69) =皆瀬=、宅配ボランティアの湯川喜博さん(70)=土生=、小早川敬一さん (75) =三佐=、宮井蔦枝さん(73)=小熊=。表彰式には小早川さんと玉置さんを除く6人が出席。赤松会長は「調理ボランティアの皆さんは食の改善と地域福祉の向上に貢献していただき、宅配ボランティアの皆さんは高齢者の皆さんの安否確認も兼ねて弁当を届けていただきありがとうございます」と一人一人に感謝状を手渡して労をねぎらい、市木久雄町長が祝辞。受賞者を代表して笹さんは「よい仲間に恵まれ楽しくやってこれました。さまざまなことを勉強させていただきました」、湯川さんは「宅配の際にお年寄りから身の上話や家族のことなどいろいろな話を聞かせていただきました。とてもいい経験になりました」と謝辞を述べた。
 調理ボランティアの笹さんは21年9カ月、花光さんは18年7カ月、大串さんと芝さんは16年、玉置さんは10年、宅配ボランティアの湯川さんは12年4カ月、小早川さんは12年、宮井さんは10年にわたり活躍した。