日高町の比井小学校(玉置雅已校長)は30日、2年生と5年生合わせて15人が学校隣接の田んぼで昔ながらの田植えを体験した。
 地元農家の皿山守さん(67)ら6人が指導。「苗は4・5本ずつ、目印に沿って植えてください」などと説明を受けたあと、田んぼに張られたロープ沿いに一列に並び、手で丁寧にキヌヒカリの苗を植えていった=写真=。5年生は2回目、2年生は初体験の児童がほとんどで、全員が泥んこになりながらも一生懸命作業。5年生の﨑山香輔君は「こんな経験ができてよかったです。おいしいお米に育ってほしい」と話していた。
 田んぼは2.5㌃の広さがあり、秋にはかまを使って稲刈りも体験する。米は2・5俵程度収穫が見込まれており、地域住民との交流行事に活用するほか社会福祉協議会へ寄付する。