環境保全に関する実践活動が他の模範となる団体、個人をたたえる県のわかやま環境賞の受賞者が決まり、最優秀のわかやま環境大賞に御坊市のふるさと倶楽部(白井忠会長)が選ばれた。
 わかやま環境賞は県民の環境保全に関する自主的な取り組みを促進することを目的に、平成14年からスタート。13回目のことしは大賞のほか、わかやま環境賞に上富田町の環境づくりグループなど3団体、特別賞に湯浅町の野鳥と自然のふれあいを通した環境教育に取り組む阿瀬誠一郎さんが選出された。表彰式は6月4日午前11時から県庁正庁で行われる。
 今回、大賞受賞のふるさと倶楽部は平成17年10月に発足し、「捨てればゴミ、分ければ資源」をスローガンに地域の家庭ごみの分別や生ごみの堆肥化を推進するための啓発、研修活動に取り組んでいる。生ごみ堆肥化は米ぬかやおがくずを組み合わせ、各地で実施説明会を開き、菜園のある家庭やマンションなど各世帯の状況に応じた方法を提案。みやこ姫よさこい祭やJA農業祭のイベントにも参加し、ごみの分別PRなどを行っている。日高地方の団体の大賞は今回が初めて。