日高川町中津川地区の山林で27日、箱わなにツキノワグマがかかっているのを近所の住民が発見した。
 現場は、民家や田畑などある人里からわずか数百㍍のところ。午前8時ごろ、同地内の宮本重信さんが小熊地内に住む弟、悟さんが仕掛けたイノシシ、シカ用のわなにかかっているのを見つけ、悟さんが役場に通報した。わなの近くにあるみつ箱を狙ってわなにかかったと見られる。27日正午現在で性別や体長、体重など分かっていない。午後から専門家が調べ、再び人里に現れないよう学習させて奥山で放す。日高川町では今月7日に愛川地内の山林で全長1.09㍍、体重29㌔の推定3歳のメスのツキワグマが捕獲されたばかり。