各地で春の運動会シーズンが到来し、日高地方では18日、トップを切って日高川町の江川小学校(玉置成美校長)と由良町の衣奈小学校(田端久夫校長)で開かれた。時折春風が吹く心地よい天候の下、児童は元気いっぱいに取り組んできた練習の成果を披露。児童や保護者、地域住民の声がグラウンドに響き渡った。
 江川小学校では昨年から、秋から春に移行して開催。児童や保護者のほか、区民らも参加する総合運動会としてにぎわった。児童37人は徒競走やリレー、玉入れ、綱引きなどおなじみの競技で大ハッスル。デカパン競争では、2人1組となってでっかいパンツをはいて平均台を渡ったり、輪をくぐったりして観衆の笑いを誘っていた。4月末からほぼ毎日練習してきたというソーラン踊り「キッズソーラン」では、黄色や黒のコスチュームの全児童がリズミカルな音楽に乗って綱引きや魚投げのポーズ、波の踊りなどで力強い動きを披露。保護者や地域住民の目を釘付けにした。三村康雄区長は「とても素晴らしい踊りを見せてもらいました。感激しています。きょうは暑くもなく寒くもない絶好の運動会日和。子どもたちはもちろん、孫の声援に来るお年寄りの方にとっても残暑厳しい秋より春のこの時期の方がいいですね」と話していた。
 日高地方の春の運動会は25日がピークで、各地で予定されている。