日高歯科医師会(柏木健生会長)の第6回家族でよい歯のコンクール御坊保健所審査が14日に行われ、最優秀賞に印南町山口、主婦塩路加奈子さん(27)、嵩流(たける)君(3)母子が選ばれた。7月に行われる県審査に進む。ともに虫歯はなく、「理想的な歯並び」と高い評価を受けた。優秀賞4組とともに6月7日に御坊市中央公民館で開くよい歯のフェスティバルで表彰される。
3歳児歯科検診を受診した親子が対象で、ことしは歯科医師の推薦を受けた5組が、この日の最終審査に進んだ。
 審査は歯科医師会の五木田恒明さんと中野真行さん、田辺保健所の野村繁雄所長(御坊保健所長兼務)が行った。塩路さんは母子とも虫歯はなく、歯並びや歯ぐき、口の中の清掃状態などすべての項目で優秀との評価となった。五木田さんと中野さんは「理想的な歯並びで、口の中は非常に清潔、日頃の努力の成果がしっかり表れています。最優秀賞にふさわしい」と太鼓判。野村所長も「母子ともに歯も体も健康的」と絶賛していた。
 小学低学年のころ、乳歯で一度だけ治療経験がある加奈子さんは、毎日朝と就寝前の2回の歯磨きを実践。たまに糸ようじを使って歯と歯の間を清潔にしている。嵩流君も加奈子さんと一緒に2回の歯磨きを欠かさず、自分で磨くが仕上げは加奈子さんが行っている。加奈子さんは「最優秀に選ばれてびっくりしました。私の兄と弟も子どものころから虫歯がなく、遺伝なのでしょうか。これからも歯磨きをして虫歯にならないよう頑張ります」と笑顔で話していた。
 優秀賞は橋本美佳さん・昇和君母子(御坊市)、串本美恵さん・聖奈ちゃん母娘(日高町)、池田智子さん・桃那ちゃん母娘(由良町)、上山真希さん・陽愛ちゃん母娘(日高川町)が選ばれた。