前町長の辞職、死去に伴う日高町長選は11日に投開票が行われ、松本秀司氏(58)=志賀=が2767票を獲得し、2355票の金﨑昭仁氏(55)=原谷=に412票差をつけて初当選を飾った。元町議で新人同士の一騎打ち。両氏とも故中善夫町政の継承を訴え、これといった争点もなかったが、松本氏は出馬表明から終始先行し、地元の強力な支援と組織力をフルに発揮して〝ポスト中町長〟の新しいかじ取り役に就いた。金﨑氏は各種団体の長を務めてきた知名度、若者世代の支持をバックに猛追したが、及ばなかった。