風邪が長引いているとばかり思っていた母が、風邪もさることながらかなりの貧血であることが分かった。治療してもらうと同時に、食事の工夫に頭を悩ませている。
現代人は、不規則な食生活やストレスなどから貧血を起こすことがあるとか。貧血だと、疲れやすい、食欲不振、頭痛などの症状が出る。予防には、たんぱく質・ビタミン・ミネラル・糖質・資質の5大栄養素を偏りなく摂り、特に良質のたんぱく質が不足しないようにすることが必要。
母は以前に血液検査をしてもらった時、悪玉コレステロールの数値がやや高く、改善しようと油や肉類を控えてきた。その甲斐あってか今回の検査ではコレステロールに問題はなかったが、その代わりかどうか、貧血になってしまった。全体的なバランスを考えなければと反省しきりである。
鉄分を多く含む食品といえば、レバー、牛肉の赤身、マグロ、シジミなど。しかし母はレバーはあまり好きではない。すでに調理してある惣菜のレバー焼きを買うと「こってりしている。固い」とお気に召さない。炒め蒸しなど柔かく調理し直すと「味が薄い」とくる。貝類も好きではないので、なんとかみそ汁で摂ってもらうようにしている。牛肉の赤身が一番効果的なようだが、煮すぎたり焼きすぎたりして固くなると食べてはもらえない。歯が悪いうえ、脳梗塞の後遺症で左半身にマヒがあるので飲み込みが悪いのだ。食べるのが好きなので調理は好きだが、決して得意なわけではない。毎日が挑戦である。
そうこうするうちに、徐々に調子がよくなってきた。食事療法が功を奏したか、とも思ったが、気候が暖かくなったことの方が大きいかもしれない。寒さが去ってくれてこんなにほっとしたことはない。 (里)

